「文芸部発マイソロジー」

「クゥトルー」萌え少女とか出てくるのでイロモノかと思いきや。

正統派のヒロイック・ファンタジーでした。

それだけでなく迷い悩みながらも困難を乗り越え、少しずつ成長していく主人公達の姿を描いた気持ちの良い作品です。

 

自らが神となり作り出した世界。

その世界に迫り来る脅威。

そこに生きる人々の生と死。

自らが遊び半分で作り出してしまった世界に対する後悔を乗り越え、その世界を守りたいと立ち上がる主人公達。

彼らが描く世界はどのような変革を遂げていくのか。

作品終盤では次へと繋がるエピソードも描かれていますので、今後の展開にも期待できそうです。

 

もうひとつ、この作品の魅力は様々な神話の神々が登場してくるところ。

もしかすると「クトゥルー神話」の神々もその姿を現す日がくる時がくるのかもしれません。

こちらの展開もあると良いなと思います。

 

続編に期待しています。

文芸部発マイソロジー (一迅社文庫) Book 文芸部発マイソロジー (一迅社文庫)

著者:早矢塚 かつや
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「とある魔術の禁書目録」第17巻

「当麻」と「インデックス」がイギリスを舞台に大暴れ!ってな展開かと思いきや、今回の事件の目的が明確になるまでには少しゆっくりしたテンポで話が進みます。

しかし、その分、誰が何の目的で騒ぎを仕掛けたのかを推理する楽しみもあり、目的が首謀者が判明した後の怒涛の展開がまたドキドキさせられます。

 

いつものごとく、理由も知らされずにイギリス行きの旅に連行されてしまう「当麻」と「インデックス」。

その往路の途中でテロに出くわしてしまう不幸っぷり。

しまいには空腹で機嫌が悪くなってしまう「インデックス」。

といつもの「禁書目録」の展開から一転、事件はイギリス全土を巻き込んでの大騒動へ。

この辺のスケールの大きさは「禁書目録」らしくて良いですね。

 

また、今回、「当麻」達の前に立ち塞がる敵が規格外の強さを見せ付けます。

その圧倒的な強さの前に「女教皇」こと「神裂火織」さえも手も足も出ず…

「オリアナ」「アニェーゼ」「ルチア」「アンジェレネ」「五和」「シェリー」「オルソラ」達もそれぞれの戦いに身を投じていくことになる。

そしてあの男の登場。

果たして「当麻」と「インデックス」は散り散りになった仲間達とともに無事に事件を解決することができるのか。

続きが気になります。

 

またも「インデックス」は置いてきぼり?

かと思いきや「魔法図書館」の名前の通り、その知識をもって活躍しています。

それにしても「インデックス」に危害が加えられようとした時の「当麻」の怒りっぷりはすごかったですね。

やっぱり「当麻」は「インデックス」のことになると…

 

とある魔術の禁書目録(インデックス)〈17〉 (電撃文庫) Book とある魔術の禁書目録(インデックス)〈17〉 (電撃文庫)

著者:鎌池 和馬
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「しにがみのバラッド。」第12巻

「モモ」が消えた世界で「モモ」と関わりを持つ人々が記憶のどこかにいる「白い少女」を探す物語。

かつて「モモ」と出会った「セイゴ」「エコ」「クロエ」「ミツミ」達4人が記憶の中に眠る「白い少女」を探しながら、自分の大切な「想い」に気付き、新たな一歩を踏み出すストーリーが素敵でした。

 

誰かが誰かを想う気持ちがある限り、きっと「モモ」はそこに存在し続けるのだと思う。

優しさ、切なさ、苦さ、温かさ。

いろんな感情を大きく優しく包み込んでくれる。

そんな存在なのかもしれませんね。

 

辛いこと、悲しいこと、それらを乗り越えてこそ人は優しくなれる。

人はそれを「愛」と呼ぶのかもしれないし「モモ」という存在はそうした象徴なのかもしれません。

これからも「モモ」は多くの人の大切な「想い」に触れ、その「想い」に時に優しく、時に涙しながら見届けることでしょう。

「モモ」と「ダニエル」の物語がいつまでもいつまでも続きますように。

 

今回もまた、キャラクター達の持つ純粋な想いに涙させられました。

歪んだ世界だからこそ真っ直ぐな心が必要なのかもしれません。

傷つくことも多いけど、そのひとつひとつに意味がある。

そう思えるような作品です。

この優しい物語がひとりでも多くの人に届きますように。

 

しにがみのバラッド。〈12〉 (電撃文庫) Book しにがみのバラッド。〈12〉 (電撃文庫)

著者:ハセガワ ケイスケ
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